人事・労務

履歴書の作成手順とは?|履歴書の4つのポイントを詳しく解説!

履歴書の作成手順とは?|履歴書の4つのポイントを詳しく解説!

「履歴書ってどう書くんだっけ?」

「履歴書を作成する前に気を付けるべきことって?」

「内定につながるような履歴書を作成したい!」

このようにお考えではありませんか?

この記事では、履歴書の書き方についてお悩みの方に向け、下記を紹介していきます。

  • 履歴書を作成する前に知っておくべき4つのこと
  • 履歴書を正しく書く手順
  • 内定を取るためのチェックポイント

などを紹介していきます。

記事を読むことで、履歴書の正しい書き方を知ることができ、尚かつ内定をグッと引き寄せるポイントを押さえられます。

難しいことは何もございませんので、記事で解説していく順番を追いながらゆっくりと履歴書を埋めていきましょう。

履歴書の作成前に知っておきたい4つのこと

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履歴書を作成する前に知っておくべきことは下記の通り。

  • 事前の調査を怠らない
  • どのタイプの履歴書を使用するか決める
  • 時間に余裕を持って作成し、必ず見直しをする
  • 鉛筆・シャープペンシル、消せるボールペン、修正液の使用はNG

失敗を回避するためにも、上記の4点をしっかりと押さえておく必要があります。
以下にて、詳しく見ていきましょう。

履歴書の作成ポイント:事前の調査を怠らない

履歴書の作成には、事前の調査をしっかりと行うことはとても大切です。

履歴書は応募企業への提出物である以上に、あなたをPRする一つの手段になります。ですから、ただ履歴書の空欄を埋めるという作業をするのではなく、応募企業に合わせて記入していくことが重要なのです。

そして履歴書を用いて上手くアピールするためには、応募企業のことをよく知る必要があります。

「応募企業がどのような人材を求めているのか」「どのような事業を営んでいるのか」などの理解は必須だと思っておきましょう。

 

履歴書の作成ポイント:どのタイプの履歴書を使用するか決める

履歴書にはさまざまなタイプがありますから、自分に合ったものを選ぶ必要があります。

企業によって指定のサイズがある場合は、原則そちらに合わせますが、ほとんどの企業はサイズの指定を行っていません。ですから、自分の経歴やアピールポイントを最大限にアピールできる履歴書を選ぶ必要があります。

たとえば、職務経歴を書く欄を大きくとっている履歴書の場合、これまでの経歴があまり無い人だと空白が目立つため、あまり良い印象を与えることができません。

このような基準をもち、資格がたくさんある人は資格欄が充実している履歴書を、自己PR文に自信があるのなら自己PR欄が充実した履歴書を選ぶとよいでしょう。

 

履歴書の作成ポイント:時間に余裕を持って作成し、必ず見直しをする

履歴書を書く際は、時間に余裕を持って作成し、必ず見直しすることが大切です。

履歴書があなたの第一印象を決める、重要な資料であることを必ず念頭においておきましょう。特に、履歴書の書き方や誤字などは「採用した後でもこういうミスをしそうだな」というネガティブな印象を与えることになります。

ですから、遅くとも前日には書いて、当日にはもう一度確認できるくらいの余裕をもっておくとよいです。

 

履歴書の作成ポイント:鉛筆・シャープペンシル、消せるボールペン、修正液の使用はNG

履歴書の記入において、下記ペンの使用はNGです。

  • 鉛筆
  • シャープペンシル
  • 消せるボールペン

なお、修正液も原則として使用はNGですので、間違えた際は面倒だと思っても最初から書き直すようにしましょう。

失敗を防ぐためには、あらかじめ完成形の履歴書を作っておくか、鉛筆やシャープペンシルなどを使用して下書きをするとよいです。

清書が終わり、下書きを消す際はボールペンのインクが乾いた後に消すことを忘れずに。

 

履歴書の作成手順

以下にて、履歴書の作成手順を順番に解説していきます。

順を追っていけば履歴書がキレイに完成しますので、一つひとつ確認しながらゆっくりと進めていきましょう。

 

履歴書の作成手順1.日付・氏名欄・写真

最初に記入していく日付・氏名欄・写真は採用担当者が一番最初に目を付ける部分です。採用担当者によっては、ここを見ただけでお見送りにすることもあります。

お見送りにされないための一番のポイントは写真です。

写真は撮り方によって大きく印象が変わるため、下記を意識して撮影するようにしてみてください。

  • バック背景は青・グレー・白
  • 口角を上げる(歯は見せない)
  • 前髪を分けて眉が見えるようにする
  • ジャケット・シャツを着用(男性はネクタイ必須)

上記に加え、裏に自分の名前を記入することも覚えておきましょう。

 

履歴書の作成手順2.住所・連絡先欄

住所や電話番号はあなたの素性を確認する上で必要な情報です。記入漏れがあると「住所は無いのかな?」といった誤解を生むことにもなりますから、提出前はしっかりと気を付けましょう。

また、記入を忘れることで採用担当者に確認の手間をとらせてしまうことにもなります。相手を気遣う意味でも、忘れないことはもちろん、丁寧に見やすく書いておくとよいです。

 

履歴書の作成手順3.学歴・職歴欄

学歴と職歴を記入する際は、間違いやすいポイントを押さえておいてください。

間違いやすいポイントは下記の通りです。

  • 学校名・企業名は省略せずに正式名称で記入する
  • 入学や卒業、入社や退職の年月は表などを見て正確に記入する

入学や卒業の年月に自信が無い人は、下記の年齢早見表をご活用ください。

 

履歴書の作成手順4.免許証・資格欄

資格や免許を保有している場合は必ず記入しておきましょう。

応募先の企業によっては、免許証の有無で採用を決める場合もあります。

なお、免許証をオートマチック限定で取得している場合は、運転免許証の後にカッコ書きで(AT限定)と記入しておくと親切です。

 

履歴書の作成手順5.志望動機欄

志望動機欄の書き方には特に決まり事がありません。ですが、決まり事がないからこそ、他の応募者と差別化するための重要な項目になります。

書き方のポイントは下記の通りです。

  • まずは応募先のことをよく知る
  • なぜ応募したのかを分かりやすく簡潔に書く
  • 自分の熱意や仕事に対する姿勢を上手く言語化する

文字数が多ければ良いというわけではありませんから、読み手の目線に立って分かりやすく書くことを心掛けましょう。

 

履歴書の作成手順6.本人希望欄

本人希望欄では、あなたの希望を伝えます。

入社後に言った言わないの押し問答にならないよう、希望しておきたいことはしっかりと書くようにしてください。

ただし、書き方には注意が必要です。「これくらいの希望は通って当たり前」という伝わり方にならないように記入しましょう。

希望することが無い場合は「貴社の規定に従います」と記入します。

なお、絶対に伝えたいことがある場合は、希望欄に記入するだけではなく、面接でしっかりとすり合わせるようにしてください。

 

履歴書で内定を引き寄せる3つのチェック項目

履歴書を一通り埋め終わったら、下記3つをチェックしておきましょう。

  • 話し言葉や略語を使っていないか?
  • 読み手のことを考えて作成できているか?
  • 採用担当者が最重要視する「写真」「学歴・職歴」は完璧か?

内定を引き寄せるには細かい気配りが重要です。

 

履歴書のチェック項目:話し言葉や略語を使っていないか?

履歴書を作成するうえで最も多いミスが誤字と略語の使用です。

採用担当者はいくつもの履歴書に目を通していますから、小さいミスや略語はすぐに気付きます。たとえば、アルバイトをバイトと記入してしまっていたり、高等学校を高校と記入してしまうのはよくあることです。

ミスを確実に防ぐためにも、履歴書を普段からよく見る人に確認してもらうと安心できます。

 

履歴書のチェック項目:読み手のことを考えて作成できているか?

読み手ことを考えて作成できているか?という視点を持っていることは大切です。

「読み手の視点って?」と疑問に思う方は、下記を参考にして履歴書をチェックしてみてください。

  • 記入漏れや誤字で抜けている部分はないか
  • 文字を小さくして詰め込み過ぎていないか
  • サッと見ただけでも内容が理解できるようになっているか

自分自身が企業の担当者になったつもりでチェックするとよいでしょう。

 

履歴書のチェック項目:採用担当者が最重要視する「写真」「学歴・職歴」は完璧か?

採用担当者が最も重要視するのは、ずばり「写真」「学歴・職歴」です。

理由はシンプルに、採用担当者が一番はじめに触れるあなたの情報であるからです。

そして採用担当者は、「写真」「学歴・職歴」を見てあなたという人物像を想像します。つまり、第一印象どころではなく、あなたそのものが履歴書上に形となって現れるわけです。

これが履歴書の肝であり、こわいところでもあります。ですから、写真には清潔感があり、相手にポジティブな印象を持ってもらえるものを選びましょう。

 

履歴書でよくある質問

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以下では、履歴書でよくある下記の質問について解答していきます。

  • 履歴書に記述する日付はいつにするのが正しい?
  • 令和の「令」の字体はたくさんあるけど、どれが正しい?
  • 取得してから時間が経った資格は記載しない方が良い?

上記の質問について解説していきます。

 

履歴書でよくある質問:記述する日付はいつにするのが正しい?

履歴書の日付は、履歴書を応募先の企業に提出する日を記述します。

たとえば、

  • 郵送する日
  • ポストへ投函する日
  • 面接会場に持ち込む日

が提出する日に該当します。

なお、日付は「令和○○年」「西暦○○年」どちらでもよいです。ただし、履歴書内で統一させる必要があることは覚えておいてください。たとえば、日付に「令和○○年」と記述したのであれば、学歴や職務経歴欄でも元号である「平成」「昭和」などを利用します。

また、履歴書に記述する数字は原則アラビア数字(1,2,3…)を用いて記述します。

数字に限らず、1枚の書類の中で記述方法を統一するのはビジネスパーソンとしての常識であることを覚えておきましょう。

 

履歴書でよくある質問:令和の「令」の字体はたくさんありますが、どれが正しいのでしょうか?

令和の「令」の自体はたくさんあるのですが、あなたの好きな自体を書けばOKです。

不安な方は国が定めている字体を参考にして書くとよいでしょう。

参考:文化審議会『常用漢字表の字体・字形に関する指針(報告)

 

履歴書でよくある質問:取得してから時間が経った資格は記載しない方が良い?

取得してから時間が経っている資格でも積極的に記載するべきです。

どれだけ時間が経っても、あなたがその資格を取得したという事実は変わりませんし、意味が無いと思われる資格から話題が膨らむこともあるからです。

ですから、どれだけ時間が経っていたとしても自信をもって記載しましょう。

 

履歴書の作成で困ったらスキフルに相談!

履歴書は、あなたの第一印象を決定づけるとても大切な書類です。

履歴書がキレイにまとめられていれば、面談での会話も弾みますし、ポジティブな印象を与えることにもつながります。

記事で解説した順番で履歴書を作成すれば、自然とキレイにまとまり、内定をググっと引き寄せられる資料が完成するでしょう。

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Back Office Magazine
ライター山田
記事の作成者 山田
専業ライター

キャリアアドバイザー、マーケターなどの仕事経験を経て、現在はライター兼メディアコンサルとして活動中。都会に翻弄されっぱなしのかっぺですが、この実態のない大都会を、いつか見返してやろうと奮闘しています。https://twitter.com/0304_yamaktm

Back Office Magazine編集部
記事の監修者 Back Office Magazine編集部
hiqers株式会社

士業と管理部門の存在価値をアップデートするメディア「Back Office Magazine」の編集チームです。明日からすぐに生かせるノウハウや、現場で戦う人の声など、ここでしか読めない情報を提供。士業・管理部門の方が集う場を作るとともに、その存在価値を広く世に伝え続けます。

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