人事・労務

履歴書の書き方に要注意?電話番号・メールアドレス・住所の記入方法を解説!

履歴書の書き方に要注意?電話番号・メールアドレス・住所の記入方法を解説!

「履歴書にメールアドレスや電話番号を書く時に注意することって?」

そもそも履歴書に電話番号やメールアドレスって必要なの?」

このような疑問をお持ちではありませんか?

本記事では、これから履歴書を作成する人に向け、以下について解説していきます。

  • 電話番号やメールアドレスの記入が重要な理由
  • 電話番号やメールアドレスを書く際の注意点とポイント
  • 現住所を書く際の注意点とポイント

 

本記事を読むことで、採用担当者に良い印象を与えられる履歴書を書くことができます。

書き方を間違ってしまうと、ビジネスパーソンとしての常識を疑われることもあるため、書き方とポイントはしっかり押さえておきましょう。

履歴書に電話番号・メールアドレスは書くべき?

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履歴書に電話番号やメールアドレスは必須だと思っておきましょう。

なぜなら、電話番号やメールアドレスは、面接官があなたに連絡したいと思った時に必ずチェックする項目であるからです。

たとえば、あなたが電話対応できない時、メールアドレスの記載がないと面接官は手の打ちようがなくなります。加えて、機会損失につながってしまう可能性もあるでしょう。

そのため、履歴書にメールアドレスを記入する欄がない場合であっても、現住所記入欄の下にある「連絡先欄」などを利用して記入することをおすすめします。

 

履歴書に電話番号とメールアドレスを書く際のポイント

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履歴書に電話番号やメールアドレスを書く際のポイントや注意点は下記の通りです。

  • いつでも連絡に対応できる電話番号・メールアドレスにする
  • 固定電話を持っていない人は「なし」と書く
  • PCで閲覧できるメールアドレスにする
  • 電話番号が2つある場合はすぐ出られる方を書く
  • 携帯電話会社が提供しているメールアドレスは控える
  • 電話番号の( )を正しく使う

以下では、それぞれのポイント・注意点について詳しく解説しています。

 

いつでも連絡に対応できる電話番号・メールアドレスにする

履歴書に記載する電話番号やメールアドレスは、いつでも連絡に対応できるものを記載しておきましょう。

前述しました通り、メールアドレスや電話番号は、採用担当者が連絡をするために確認する項目です。

ですから、メールアドレスを2つ以上持っているという人は、最もよく利用する方を記入しておくようにしておきましょう。

 

固定電話を持っていない人は「なし」と書く

履歴書によっては、固定電話用の電話番号を記入する欄が用意されています。

最近は、固定電話を持っていない人も多いと思いますので、記入欄には「なし」と書いて問題ありません。

ほとんどの履歴書には、別に携帯電話用の記入欄が用意されていますから、携帯電話の番号はそちらに記入しましょう。

 

PCで閲覧できるメールアドレスにする

メールアドレスは、PCで閲覧できるものを記入するようにしましょう。

なぜなら、最近は応募者への連絡をメールで行う企業が多く、選考の案内やファイルの送付など、PCで閲覧することを前提としているケースが多いからです。

iPhone を利用している人は「 iCloud」のメールアドレスを、 Androidを利用している人は「Gmail」の メールアドレスを利用するとよいでしょう。いずれも無料で取得することが可能です。

 

これらのメールアドレスを利用しておけば、スマートフォンでも企業からの連絡を問題なく受信できます。

また、スマートフォンを利用していないという人は、ヤフーが提供している「Yahoo!メール」、マイクロソフト が提供している「Outlook.com」などもPCに対応していますので、利用を推奨します。

企業からの連絡にいち早く対応するためにも、馴染みのある媒体のメールアドレスを利用しましょう。

 

電話番号が2つある場合はすぐ出られる方を書く

電話番号が2つある場合は、すぐ出られる方を書いてください。常に持ち歩いている携帯電話であれば対応が遅れることもないでしょう。

採用担当者は、限られた時間の中で合否の結果や面談の調整などを知らせてくれるため、できるだけ迅速に対応するのがマナーです。

普段はサイレントモードにしているという人は、マナーモードに設定するなどして、自分が気付きやすくなるような工夫をしておきましょう。

 

携帯キャリアが提供しているメールアドレスは控える

携帯会社が提供しているメールアドレスを履歴書に記入するのはできるだけ控えましょう。

なぜなら、携帯会社が提供しているメールアドレスには「ドメイン指定受信」という機能が備わっており、この機能が会社からのメールを受信不可にさせてしまう可能性があるからです。

 

携帯会社が提供しているメールアドレスというのは、

  • ○○○@docomo.ne.jp
  • ○○○@ezweb.ne.jp

などのようなメールアドレスを指します。

もちろん現職で利用しているメールアドレスの利用もNGです。

ドメイン名の箇所に現職の社名が入ってしまっていると、社会人として非常識だと思われてしまうので注意しておきましょう。

 

電話番号の( )を正しく使う

少し細かいところではありますが、電話番号を記入する際は、履歴書にある「( )」
を正しく利用することを心がけてください。

基本的には、市内局番や「090」「070」などの番号をカッコの中に記入します。

固定電話と携帯電話を例にすると下記の通りです。

携帯電話:(070)1234 – 5678

固定電話:(市外局番)市内局番 – 加入者番号

 

また、カッコの位置が2ブロック目にある履歴書の場合は、市内局番や「090」「070」などの番号の次に来る4桁の番号をカッコ内に記入します。下記の例を参考にしてみてください。

携帯電話:070(1234)5678

固定電話:市外局番(市内局番)加入者番号

 

なお、 カッコの無い履歴書の場合は、わかりやすいようにハイフンを用いて記入します。カッコを用いてもマナー違反ではありませんが、見やすさを重視するのであれば、どちらか一方を使用して電話番号を記入しましょう。カッコが無い場合の例は下記の通りです。

携帯電話:070 – 1234 – 56789

固定電話:市外局番 – 市内局番 – 加入者番号

なお、カッコを使用する場合は、2ブロック目(上記例の1234)をカッコでくくるとよいです。

 

履歴書に住所を書く際のポイント

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履歴書に住所を書く際のポイントは下記の通りです。

  • 住所・建物名・号室などを省略しない
  • ふりがな欄はひらがなで左詰で書く
  • 誤字や記入漏れを厳しくチェックする採用担当者もいます

それぞれのポイントについて詳しく解説していきます。

 

履歴書は住所・建物名・号室などを省略しない

履歴書に住所を書く際は、都道府県・住所・建物名・号室を省略せずに記入しましょう。

都道府県や建物名を省略してしまうと、社会人としての常識が疑われてしまいます。

そのため、住所を記入する際は「東京都○○区○○町○-○○-○○」と記入するのではなく、

「東京都○○区○○町○○丁目○○番地○○号○○マンション○○号室」

と記入するようにしてください。

 

住所を記入する場合は「番地」「号」「号室」などというワードを省略してしまいがちですが、履歴書にはしっかりと記入することが大切です。

また、マンション名やアパート名が入ると住所が長くなってしまうため、2行に分けて書くことをおすすめします。1行にまとめると全体的に美しく見えるかもしれませんが、字が小さすぎると採用担当者が見間違う可能性があるからです。

「字を小さくし過ぎてしまう」という癖がある人は、採用担当者に見られることを意識して、大きく見やすい字を書くように心がけましょう。

 

履歴書のふりがな欄はひらがなで左詰で書く

現住所欄の上にある「ふりがな欄」はひらがなで、かつ、左詰めで書くようにしましょう。

記入する際は、現住所欄に書かれている文字列の位置とふりがなの位置を合わせなくてもOKです。ただし、ふりがなを繋げるようにして記入するのは、採用担当者が見づらいためNGです。

 

都道府県・市町村区・町名・マンションなどは、それぞれを区切りながら書くようにしてください。区切る際は、1文字分くらいのスペースを空けると見やすいため、丁寧な印象を与えられるでしょう。なお、町名と建物名の間は、他のスペースより少し広くとることで、より見やすくなります。

また、「ふりがな欄」ではなく、「フリガナ欄」となっている場合は、カタカタ表記でふりがなを記入します。どちらの表記を用いるかは履歴書によって異なりますので、よく確認してから記入するようにましょう。

 

ちなみに、履歴書によっては住所を書くスペースが2つ用意されているものがあります。この場合、現住所以外への連絡を希望する人のみ、その住所を記入しましょう。現住所以外の連絡先を持っていない人は「同上」と書いておき、ふりがなは未記入でOKです。

 

履歴書の誤字や記入漏れを厳しくチェックする採用担当者もいる

誤字や記入漏れを厳しくチェックする採用担当者もいるため、住所やメールアドレスを記入する際は十分に注意してください。誤字や脱字などはマイナス評価につながってしまう可能性があります。

特に、事務職や経理職など、数字や文章などを丁重に扱う仕事の場合、誤字・脱字があった時点で不採用になると思っておきましょう。

 

「採用担当者の人が見やすいように」という心遣いを相手に伝えるような意識を持っておくとよいです。

履歴書の記入を終えたら、最低でも3回はチェックしておきましょう。

不安な人は友達や親などに頼み、二重チェックを行っておくと安心です。

 

履歴書はマナーを守り丁寧で見やすく書く

履歴書は自己PR文がメインになるため、 メールアドレスや住所をおざなりにしてしまう人が多い傾向にあります。

自己PR文を丁寧に書くことは当然で、メールアドレスや住所など、普段あまり気にしないような箇所を丁寧に書くことが大切です。

 

特に、メールアドレスや電話番号など、企業側が必要になる情報を丁寧に記載しておけば、「相手のことを考えて仕事できる人なんだろうな」という印象を与えることにもつながります。

字の上手・下手はありますが、丁寧さを意識すれば、誰にでも見やすい字を書くことは可能です。「どうせ下手だから」という思いで書くのではなく、「相手が見やすいように」という気持ちを持って書くようにしましょう。

そのほか、履歴書や職務経歴書の作成手順全体についてはこちらをご覧ください。

Back Office Magazine
ライター山田
記事の作成者 山田
専業ライター

キャリアアドバイザー、マーケターなどの仕事経験を経て、現在はライター兼メディアコンサルとして活動中。都会に翻弄されっぱなしのかっぺですが、この実態のない大都会を、いつか見返してやろうと奮闘しています。https://twitter.com/0304_yamaktm

Back Office Magazine編集部
記事の監修者 Back Office Magazine編集部
hiqers株式会社

士業と管理部門の存在価値をアップデートするメディア「Back Office Magazine」の編集チームです。明日からすぐに生かせるノウハウや、現場で戦う人の声など、ここでしか読めない情報を提供。士業・管理部門の方が集う場を作るとともに、その存在価値を広く世に伝え続けます。

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